アンサーワード

とある人の、とある心のうちをひょんなところから知った。

きっと、それがその人の導いたこたえ。

こたえ自体は腑に落ちなくとも、その答えを誰が出したかによっては“なるほどな”ってなる。

ひとは、誰かと一緒にいたって結局ひとりぼっち。

そんなの、当たり前だよ。

ひとは、“ひとり”だから“ふたり”とか“さんにん”とか、“おおぜい”でいたくなるし、その瞬間を幸せに思ったり、逆に苦しいと思うんじゃないか?と、私は思う。

ひとは、空でも星でも風でもない。ひとだよ。

“ひとり”でいたらわからない感情を、“だれか”と一緒にいることで得ることもできる。

それがたとえ心地よい感情でなかったとしても、その感情を知ることができること自体、ほんとは幸せなことなんだと思う。

苦しいときは、とてもそうは思えないけど。

まあ、人によって感じ方は様々だ。

自分から他人への扉を閉ざしたら、それはそれで楽かもしれないけど、それ以上のものは手に入らない。

私がこんなふうに考える人間だってこと、改めてその人から教わった。

自分がほしいもの、また少しみえてきた。

ひとは、誰かと一緒にいても結局ひとりぼっち。

それなら私は、それでも誰かと一緒にいたいと尚更思う。

それが私のアンサーワード、です。