まわる

オトンのふるさと・群馬まで車を走らせた。おじさんの家に行ったらちょうどイトコのお兄ちゃん一家も遊びに来てて、生まれてまだ半年のプクプクした赤ちゃんにも会えた。半年なのにおっきいのよ。よく食べるし、よく笑うの。静かでイイコにしてたなー。3歳のお兄ちゃんはどうやら赤ちゃん返りの時期らしく、パパに甘えっぱなしだった。あと10年もしないうちに反抗期だよ(笑)

そのあとみんなで、今はもう誰もいないおばあちゃんの家に行った。おじさんもおばさんも、もちろんオトンも過ごした家。1番長く、1番最後まで家を守ったのは、2年前に亡くなったおばあちゃん。

玄関の引き戸を開けると、いつも座椅子に腰掛けながら笑顔で迎えてくれたおばあちゃんを思い出す。もうその座椅子も、冬はコタツになる大きなテーブルもなくて、だいぶがらんとしていた。

もうすぐ家は取り壊される。更地にして、地主さんに土地を返すんだって。

時間が経つって、こういうことなんだな、と思う。誰かが死んで、また誰かが生まれて、誰かが壊したら、また誰かが創る。そうやって、形を変えながらこれまでも続いてきたんだな。

まさに♪まわる〜ま〜わる〜よ時代〜はまわる〜♪だよ。あの歌すごいわ。