一問一答

7月も最後の日。早かったな…。

今月も、人にたくさん会いました。

そして今月も、たくさんの感情の波をこえました。

そんななかで、そろそろこえたいことが、ひとつ。

ここでちゃんと気持ちを文字におこして、自分のなかを整理。

またひとつ、前進できるように。



まずは1週間ほど前、彼と別れたことをやっとこ先輩に伝えたときに遡る。

先輩は、私と彼のことを知っている数少ない人の1人。

驚いた先輩による質問攻撃。私たちの、一問一答。

先輩:別れはどっちから言ったの?

私:結果的には、私から。

先輩:で、彼への気持ちに整理はついたの?

私:いいえ。まだすきですよ。

先輩:え?!じゃあなんで別れるなんて言ったの?

私:彼はけっこう前からどうすればいいかわからなくて悩んでたみたいだから、解放してあげたくて。それに、私も好きな人に自分と一緒にいるかどうかでずっと悩まれるのも…。

先輩:悩んでたから?そこはそんなに大人になる必要があったの?

私:いや、まあ…。(大人?すきな人が自分と一緒にいるかどうかを迷われてるのがいたたまれなかっただけですよ)

先輩:でもさ、まだすきならもっと頑張ろうって思わなかったの?

私:もちろん思いましたよ。私は別れたくないとも言ったし、そのためにこうしたいとか、ああしてみようとか話をしてみました。でも、どれに対しても彼は“うーん”って言うばかりで。

先輩:別れたくないとも言ったんだ。それで、別れるって言ったら?

私:それに対しても、“別れても後悔する気がする…”とか言ってました。私もすきだったけど、でも結局このままじゃ何も変わらないし、また同じことの繰り返しだと思ったので…。

先輩:そっか…。別れたことに対して、後悔はしてないの?

私:んー…まだすきなのに矛盾してるとも思いますが、後悔はしてません。あの時はもうきっとこうするしかなかったし。正直、私のなかにもどこか解放されたような感じがあるんです。

先輩:じゃあ、それらをふまえてお前はどうしたいの?

私:うーん…。まだよくわかんないです。ただ、やっぱりちゃんと振られたかったかなあとは最近思うようになりました。

先輩:それは、実現できそう?

私:それも、まだわかりません。そう思うようになったばかりなので。

…とまあ、こんな感じの受け答え。ちなみに、先輩は男です。“いい人なんだけどねー”っていうパターンに陥りがちな30代・独身。



この一問一答をしてから、ふと思い出しては考えていて。

別れを選択したのは、私。なので、“ちゃんと振られたい”というあまっちょろい想いは胸に秘めておくことにする。

じゃあ、それをふまえて私はどうしたいのか?

やっぱり彼がすき→じゃあ、戻りたいって言ってみる?それで振られたらそれはそれでいいんじゃない?→うーん…。本気で戻りたいならそれもいい。けど、正直もう戻ることができないのもわかってるんだよな。私も、あの頃の苦しい想いを繰り返したいわけじゃない。→おい!どっちだい!→うーん…。

あれ?なんか私、彼とあんまり大差ないじゃないか。ということに気づく。

これじゃあ、前に進もうと思って別れた意味がまったくないね。情けない。

すきでもどうしようもないのがわかってるなら、どうしたいって?



じゃあ、友だちでいたい。それでもいいから、どこか近くにいたい。

恋人としてはうまくいかなかったけど、人としてすきなことには変わりない。面白みのある人だし、尊敬できる面もある。

彼も私を人としてすきだと言ってくれた。もう一切連絡とらないとか、そういうのは嫌だと言ってくれた。

実際、義理でメールなんか送らないような人が、別れてからメールをくれたんじゃないか。

どうせなら、彼にとって大切だと思える女友だちになりたい。

そのうち私も、彼を大切な友だちだと思えるようになるんじゃないかしら。たぶんね。



こうやって、これから何回も似たような気持ちの波をこえていくんだろう。

けど、心のなかでモヤモヤしてたのが、文字におこしたらちょっとスッキリした。

とりとめもなくあふれる、私のいろんな気持ち。

それを見過ごさず、ひとつずつ確認しながら進んでくことにします。