(500)日のサマー
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2011/01/07
- メディア: DVD
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この映画は、まずやっぱり俳優が魅力的。
トム役のジョセフ・ゴードン=レヴィットが大すきだ。
彼が魅せる表情に胸を掴まれる。
サマー役のズーイー・デシャネルもものすごくキュート。
音楽もすごくいい。
この映画でレジーナ・スペクターとテンパートラップを新たにすきになりました。
他にもサマーもすきっていうくだりがあるザ・スミスとかたくさんの音楽が流れてくる。
この映画は、トムとサマーが出逢った1日目から500日目までを行ったり来たりしながら物語が進む。
視点はずっとトムのもの。
運命とか愛とかを信じているトムと、そんなものは信じられないサマー。
どんなに恋人みたいなことをしていても、あくまで“友達”と言い切るサマーに、なぜ?を隠せず2人の関係をはっきりさせたいトム。
最終的に、2人の考えはなぜか逆になっていくのだけれど。
テンポ然り、当時人物像然り、とても瑞々しい印象がある映画だと思う。
私的にはトムの一喜一憂がとても人らしくて好感を持ったけど、なんだかサマーが言うことも全くわからないでもない。
しかしトムからしたら、え?ええ?!っていうことの連続なんだろうな。
思わずがんばれ、トム!とかなりつつ、トムがショックを受ける時は私もしょんぼりしたりして。
愛とか運命とか、正直私にはよくわからない。“そんなもんないよ”とは言わないけど、“運命って絶対あると思うの!”とも言えない。
“偶然”も“すれ違い”も、どっちも“運命”って言える気もするし。
そしたら毎日こうして生きていること自体、“運命”だね。
なんて、だんだんと運命論について考え始めてしまったり。
なにはともあれ、夏の次には秋がくるね!トム。
映画のラスト、希望が持てる感じがさらりと入り込んできて、すき。
私にも、夏が終わって秋がきてるよ。
なんだかんだと、最終的には笑顔になれる映画です。