僕はひとりで夜がひろがる

立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる

立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる

本のなまえからして、すきだ。

やっぱり、魚喃キリコの絵もすきだ。

みじかい言葉のなかにある、世界。

やさしかったり、

かなしかったり、

やわらかかったり。



立原道造の顔写真をみた瞬間、“あ、このひと”と思った。

知らないと思ってたら、 知っていた。

なつかしいような、新鮮なような気持ち。

あのとき“教えてもらった”ことばを、

わたしが“自ら選んだ”ことばとして読む。

それだけで、印象がまた変わるものだ。