寒波に乗ってながれるのは

白い息だけじゃない。

時間とか、

想いとか、

いろんなもの。



白い雪みたいに降り積もったものは、

やっぱりまた白い雪のよう。

固まって、

そのうち溶ける。

そして、いずれ姿をなくしていく。

残るのは、雪が降ったねという記憶。



たまには、

目を閉じたい。

耳を塞ぎたい。



いまはただひたすらに、

目の前のにあることを。