雨の東京タワー

愛しい人たちに会いに行こう、その1。

愛しい同期。

専門学校からの同期。

職場でも、とうとう唯一になってしまった同期。



東京タワーの麓でやっている恐竜博物館(?)をみた。

当たり前だけど、キッズがいっぱい。

無邪気な強さに流されながらみた恐竜たちの生き様は、思いのほか感慨深いものだった。



彼らが息をして、飛び跳ねて、ごはんを食べて、眠って(…いたんだよな、多分)いた時代があった。

そして今、私たちが息をして、飛び跳ねて、ごはんを食べて、眠っている。

当たり前だけど、なんか不思議だ。

雨にぬれた東京タワーは、いつかテレビの報道でみたとおり、てっぺんが曲がってみえた。



お酒を飲んで、いろいろな話をした。

共鳴できるところが多くある人だ。

たぶん、私はこの人を残して先に職場からいなくなることになってしまう。

それでも、人間的な繋がりを続けていきたい人だ。



相手に話をしながら、たくさん自分に言い聞かせた。

自分の中で何度も何度も巡らせてきた想いは、言葉にすることでより一層意味を強くした。

また少し、心が軽くなった。



愛しい人との、愛しい時間。

私の幸せを思って話をしてくれるあなたに、ありがとうを。

そして、私もあなたの幸せを心から願います。