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実家に帰ると、まだ雪が残っていた。

２月の末日があんなに暖かかったというのに、寒の戻りにあう。

まだ春にはもう少し。

しかしながら、今年はなんとなく短い冬だったなあと思う。

あっという間に２月が終わった。

毎年そんなことを言っている気がするけど。

小雨が降る地元の景色は、物哀しく感じる。

でも、帰るたびに昔も今も変わらず地元の景色が好きだと感じる。

母親が腰が痛いとかいいながらも、私が家にいた時よりはるかに生き生きと外に出るようになっていることが嬉しく感じる。

父親は相変わらず“おう”って無口で、興味のある話題になるとやたら食いついてくるのを見ると、おかしくなってしまう。

姉が家を出てからは、いつもこうやって３人でご飯食べてたもんなぁと、ふと思う。

ここがあるから、私はひとりの場所に戻ってもさみしくない。

とかなんとか、あらためて思ってみる。

それにしても、実家は３割増しくらいで寒いわ。

明日はいい天気になりますように。